鳥山明先生が大人のために描いた痛快ロードムービー!
と思ってるんですよね。大人のために描いたと思うんですよ。
主人公がおっさんの保安官ですからね、おっさんていうよりはジイサンだけど。
そんで、いっしょに旅をするのが、悪魔の王子ベルゼブブ。それとシーフ。
そこには鳥山先生のやさしさが見えてくる。
人間からしての悪魔への偏見、プッピ人(だっけ?)への差別。それらは前作のCOWA!でもたしか見て取れた(うっすらとしか覚えてませんが)けど、偏見や差別ってのが、心の領域を分断すると思うんだ。でも先生は主人公とベルゼブブにそこを打ち破っていく強さと守るやさしさを描いていて、ああやっぱり鳥山先生は偉大だし優しい方だなと思った。それはドラゴンボールでも描かれていて、もう一貫した鳥山先生の強さとやさしさ、勇気を少年たちそして大人たちに見せてくれていると思う映画でした。