映画の感想 イノセンツ(アマゾンプライム視聴)

完全に大友克洋の童夢!こどもたちによる無邪気な超能力バトル!

制作者もそこを意識して童夢をオマージュして映画をつくったらしい。
みなさんご存じのとおり、童夢という漫画は主人公のエっちゃん、池沼のきよしくん、あと刑事、そしてジジイ。これらの登場人物がおりなす、団地超能力バトルの傑作なんだけど、ほとんど漫画と同じような流れ。ただ、ジジイのかわりに親がネグレクトっぽい男の子。紫外線に弱い感じの女の子、池沼キヨシくんの役のお姉ちゃん。そして主人公の妹ガール、これがエっちゃんの役ね。

もう考えるな感じろ!てな具合のバトル映画!

とくに何を書く必要もなく、超能力バトルが勃発する。はじめは仲の良かったこどもたちも、ささいなことで(まあガキだから)対立構造に発展。ついには紫外線ガキが死んでしまう。
紫外線ガキと仲良かった池沼姉はただの池沼にもどってしまうが、最終的には姉妹の合体超能力で不良猫殺しクソガキは心肺停止でジエンド!団地に平和がくる!!

まとめ:2023年の映画だからもう最近の新作。ぜひ大友克洋ファンはみてね!そういえばこれもノルウェー映画。きてるねノルウェー!

映画の感想 (r)adius /ラディウス(アマゾンプライム視聴)

半径15mエメラルドスプラッシュ!!by花京院典明(20mだよん)

濃厚なスタンド能力に目覚めた主人公のお話。
なにかの実験で発生した落雷の直撃により、一時的に記憶を喪失した主人公。
しかし、この映画、ただのSFかと思いきや、実は聖書的な味付けをしている映画だった。

記憶を失う前は連続快楽殺人犯!しかし記憶を失い、真人間に。

実は上記の聖書インスパイア映画の味付けという解説は、他の映画ブログ様を閲覧して、そう記載していたのね。まあ他人様の発見をパクリました!そういう見解をみて、なるほどなあ!とためいきをついた。
主人公は記憶喪失前は快楽のために家出人を拉致して湖にしずめていた。しかし、記憶を喪失し、スタンドに目覚めて、ああちなみに目覚めた能力は自分を中心にして、半径15mの円内に入った生物をすべて生命停止させてしまう能力。たぶん実際には植物や微生物、すべてを殺しているんだろうけどさすがに実写映画ではそこまでできないか。つまり、鳥や猫や人間が彼の射程距離内にはいると、死んでしまうのだ。けれど、その能力を中和するスタンドが、もうひとりの主人公の女性。彼女は失踪した姉を探していて、男と出会った。同じ落雷を食らった二人は対になる能力に目覚めたのだった。

まとめ:ちなみにこれも他人様の発見のパクリだけど、タイトルのラディウスってのはラディウスは半径という意味とアディオス→さよなら(死を撒く能力)のダブルミーニングらしいぞ。

映画の感想 新REC/レック デッド・ビギニング(アマゾンプライム視聴) 

たしかに前作とテイスト違うけど、だからどうした??面白かった。

前作とちがうからとか抜かしてるマヌケは前作をビデオ屋で借りてからとびおりてろよマヌケ。

この世ならざるものを研究した、その姿勢は買う。

なぜならだれもがあきらめている領域だから、それは死の先。
そして悪魔、幽霊、宇宙人など異形のもの。それらを科学的に証明しよう、という試みをもった主人公たちが冒頭のチャプターにでてくる。

我々とは別の時間軸に存在している、だから肉眼では認識できない。

おおざっぱに説明すればそんな感じ。
ところでこの映画は全編、オムニバスで構成されている、それぞれ独立している。
共通している事柄といえば、一連の出来事を録画していたという事。たしかにRECだ。
ただ、幽霊、悪魔、宇宙人、怪物…そういった類の物が主題となっているのでゾンビはでてこない。けどいいのだ、面白ければ。こちとら面白くもない映画を見せられるより、どんな手法をとろうとも面白い映画を見せてくれれば問題無し。

ただ、面喰ったのは二つ目のチャプター。この引っ越してきた殺人者一家のお話だけは異形の物はでてこない。殺しが好きなやばい両親と娘がでっちあげた幽霊騒動で心霊調査班を惨殺するだけのお話だった。この話を制作者がいれる動機はなんだろうか。なにもかもがオバケのせいではない、もっともおそろしいのは人間だ、といいたいのだろうか?

まとめ:おもしろかった、満足できた。でも思ったのはこのそれぞれのチャプターが呪いの映像で、この作品自体が呪いのビデオだ、というようなオチかと思ったけど、そういうことでもなかった。

映画の感想 リアリティ・バイツ(アマゾンプライム視聴)

予告

現実の厳しさ…けど、素晴らしい映画?いや、これはフィルター効果?

まあウィノナ・ライダー効果なんだろうね。これがレネー・ゼルウィガー(でてるけど)が主演だったらここまで俺のトップ5洋画に入っていたか?
いやそれはない。でもエイリアン4にもこの人でてるけど、そんなに刺さらなかった。

たぶん青春群像劇(洋画にかぎる)が好きなんだろうね。

だって青春群像劇すきなら、邦画でドラマみるしアオハル~(白目)みるし。みねーよ。
この映画、いまみたら90年代なんだよね。ベンスティラーが登場したシーンなんかも、ハンドル握りながら紙の地図をみつつ自動車電話で運転してるし。

映画はみんなけっこう、キャラ立ってるからこのストーリーで成立してるんだろう。
この4人、みんな嫌いじゃない。そんでもってウィノナ・ライダーはぶれないっていうか、芯が通ってて自分のヴィジョン以外のことはしたくない。そういう性格じゃんっていったらそうなんだろうけど。イーサンホークもいるよねこういう人。漫画の秀才キャラ的だし。

まとめ:最終的に主演のふたりがラブラブになって終わりなんちゅう、毒にも薬にもならない映画だけど、90年代のX世代の仕事や社会、大人たちとの関わり合いのスタートをテンポよく描いていて、好きな映画。ぜひ見てない方はみてくださいね。アマゾンプライムにゾーラバーチとスカヨハの【ゴーストワールド】が来たらみます。あれも大好きな映画。

映画の感想 ゼロ・グラビティ(アマゾンプライム視聴)

YouTube予告

主人公の女にイラつくのは正常。なぜならそういうふうに脚本ってるから。

アマゾンプライムでみました。
インターステラーの宇宙繋がりでみたくなりダウンロード。
ライアン・ストーン博士がサンドラ・ブロック、軽口をたたくマットにジョージ・クルーニー。
タイトルでググったらサジェストに主人公にイラつくなどとように出てきた。やはり。
なぜか?それは大の大人たちが(制作陣)がんくびならべて、この女性博士のキャラクターを肉付けして、それを女優が考えて「そういう風に」演じているから。
この映画は視聴者を全力で煽って来る。
まあそこらへんが、パニック映画のハラハラドキドキにつながってくるのかも。
だから監督その他製作スタッフの思うとおりに俺はなったということ。
宇宙でのミッション中にアクシデントが発生、男性スタッフがデブリの事故で死亡、その他宇宙船のクルーたちも死亡、マットもライアンを生存させるために犠牲になる。

周りの幸運を吸い取るタイプの主人公。このタイプはやばい。

主人公だけが生存する。中国の衛星だか宇宙船だかに到着して、「神様の言う通り」遊びでボタンを選択するが、それらは失敗することなく無事に地球に降り立てることで映画は終わる。
生還者は主人公だけ、主人公は頭はいいが、おっちょこちょいで回りはほっておけないタイプ。フィクションでも、ひょっとしたらリアルでもこういうタイプの人間は存在する。
まわりが犠牲になる=周囲の人物の運を踏み台に生存するタイプなのかもしれない。
ひょっとしたら、娘も主人公の運命の養分になっただけなのかも。

まとめ

サンドラブロックがさらに嫌いになった。けど地球に降り立った時のBGMはよかった。
はっきり言って、こんな映画みたら宇宙怖くて宇宙船の搭乗員になりたいと思わない。
だいたいなんだよあの邪魔くさいパラシュート。あんなん初めに切っておけよバカ。

すまん。そこまで言う事ないな、良いエンディングかも。

思ったんだけど、そんなにサンドラブロック嫌いじゃないわ。
そんでもって、この映画も地球に降り立ったあたりとかのBGMも好きだし
荒唐無稽な物語だけど、お前助かってよかったな、て思うわ。

ちょっと考察なんだけど、ライアン・ストーンが生き残ったのは、
神の思し召し的なやつだと思うんだよね。
この人、祈ったことはないって劇中で行ってたよね。
要するにこんなセリフを吐かせるってことは、彼女はバキバキの科学信奉者なのだよ。
けれど「神様の言う通り」なんてほざきながら、適当にまるで科学者らしからぬように
中国語のボタンを押してた。ようは、偶然性というものも頭に入れて行動するようになった。
(脱線するけど、このまえ映画の感想を書いた「エックス」というホラー映画は主人公のポルノ女優は父親が牧師か宣教師なので神のご加護を得ていた。だから映画のラストで偶然が重なって生き残った。あそこで、ババアが腰を落としてショットガンを放っていたら主人公は死んでいた。)

偶然は【運】の領域なんだよ。つまりそれは言い換えると【神の領域】。今はまだ、人類の科学とかで説明できない事象がこの宇宙にはごまんとある。それらはざっくりと【神の領域】として扱うしかないのだ。

たとえば【縁】について理路整然と説明できる時代が来るかもしれない。
イエスキリストや釈迦が神を感じたのなんて、人間の極限状態からくる妄想だと思うんだ。
だって昔は雷とかの自然現象も説明できなった、けれど今では気象現象として説明できる。

おそらく、それらの現代でもはっきりとわかっていない超自然現象をひもとくとっかかりの
最大のヒントは重力にあると思う。重力はめちゃくちゃ弱い力だけど、おそらく人間の愛や祈りや呪いなどの観念も重力で伝播できる力があるんだと俺は思っている。

重力を扱っている作品に引き付けられるのも運命だと思う…
「ジョジョの奇妙な冒険」「リング、らせん、ループ」「インターステラー」…物事は円、回転したならば……(地球の自転、宇宙の回転、回転によって力が生まれている。回転は希望だ。)

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