映画の感想 ナミビアの砂漠(アマゾンプライム視聴)

これも良かったなあ。邦画も良いもんだな。

主人公の河合優実演じるカナは、脱毛サロンで勤務する、ちょっといっちゃってる女性でした。

なんだろう、まともじゃない感じよねって思ってたら本当にそういうキャラだった。

映画を見ていて、「このあとどうなるんだろう」って大概の人がそう思いながらストーリーをおってると思うのよね。したら、この主人公のカナは、まあ冒頭から移り気な性質なのよ。みていて。友人と話していても、他の客の会話がはいってきたり、ホストにいったと思いきや、自分は途中で帰ったり。あげく、彼氏を切って、他の男の元にいくんだけど、結局、その男とも喧嘩しだしたりで。そうしたら、まあ結局はちょっと、精神的に不安定なキャラクターだったという流れなのよね。

主題のナミビアの砂漠っていうのは結局のところどこにつながるんだろう?

途中、カナがスマホでみていた、ナミビア砂漠の定点映像なんだけど、この映画の主題なのよね。それで、ちょっとわからないんだけど、このナミビアの砂漠というのがどこらへんにかかっているタイトルなのかというところがわからん。

映画の最後に、移り気な主人公カナが新しい男すらも切って、もはや日本すらも切って(なんとなくファッションがアフリカ系にみえたから)ナミビアに移住して終わるのかとも思った。そしたら、主人公は実は解離性パーソナリティ障害らしく、幼少期にうけた性的虐待がその性格におおきく影響を与えていた、ということらしいんだけど。

ナミビアの砂漠の映像には、水源をもとめて、種をこえたおおくの動物が水を求めて集まるのだけれど、ようするにどういうことなんだろう?ってのが、この映画をみて俺の中に残った感想よね。まあ、これは暇な時にでもいろいろ探ってみようかな。

まとめ:なんかの本でみたけど、その人間の性質は3歳くらいまでで決まってしまうらしい。この映画のカナもそういう体験をしてしまったせいで人生に影響を受けていた。人生て残酷よね。

映画の感想 PERFECT DAYS(アマゾンプライム視聴)

面白かった。しかし万人受けではない。

主人公のヒラヤマは公共トイレの清掃を委託された会社に勤めている。
毎日のルーティンのような日々を過ごして、それらを大切にしている。というのは映像から見て取れた。

まず、前提として役所広司だから勤まっているとも言える。

これが、伊東四朗や真田広之、國村準や志村けん、ましてや本田博太郎なら別の映画になっていただろう。コント、サスペンス、スリラー、ホラーになっていた。そりゃ、それを言ったらおしまいなんだけど、役所広司だからドはまりした映画といっても過言ではない。

だけど、なんていうんだろう。役所広司で脇を固めているのが、三浦友和・石川さゆりなど、こう品のあるメンツ。仕事の相棒である柄本明の次男の役者さんですら、品がある。だからと言っては何だが、この映画にムカつくとか鼻もちならない。という感想を持った人はそのあたりも感にさわったのかもしれないなと思った。(考察ブログを探していて、ネガ感想もあったので。)

映画の監督が外国人だからなのかもしれない。

また、映画の監督がジムなんちゃらという、外国人監督だからヒラヤマのイメージをああいった感じにしたのかも。令和の現代と嚙み合わないあの暮らしぶり。フィルムカメラを使ったり、カセットテープを流したり、あの監督の理想像を投影させた結果、ヒラヤマの人物像になったのかも。

まとめ:ヒラヤマの姪の女の子がいるんだけど、ユーチューバーのアンドロイドのお姉さんにそっくりな顔していた。要チェック!

映画の感想 破墓/パミョ(アマゾンプライム視聴)

面白かった!4人ともキャラが立ってる!

久し振りに韓国映画で良作を見られました。その名もパミョ。

日本でも流行ったドクターコパ氏でおなじみの風水

よい土地に墓を作って、死者を埋葬すれば、残された子孫も良い土地の影響を受けるという考え方らしい。なので、墓を建立する土地が風水的に悪ければ、子孫にも悪影響がでてくる。そういう考えを前提として、この映画はストーリーが進みます。

4人グループの精神的リーダーのジジイが良い味だしてる。

4人グループが主人公、ジジイ(土地担当)、メガネ(葬儀担当)、シャーマン女(陰陽師担当)、イケメン(陰陽師サポート担当)のメンバー。全員が高額な報酬で仕事を請け負う。アメリカに住む富豪からの依頼を請け負うが、相当やばい案件だった。

章仕立てになっていて、区切りがはっきりしていて見やすい。

ストーリーは一章終わるごとに、画面に2章、なんちゃらって感じで副題がでてくる。これはとても見やすかった。

起承転結の転、日本の妖怪(韓国の精霊)がラスボスとしてでてくる。

これが、俺的にとても良かった。富豪の先祖、祖父の棺を燃やして、一件落着と思いきや、さらにヤバイ棺が、墓にあったという。これは、ジョジョのディオの棺のように、おどろおどろしかった。しかも普通はカンオケは横になって埋まっているのに、縦で土に埋まっていた。そして有刺鉄線でギチギチに封印されていた。もう、絶対あけちゃダメな奴じゃん。これ。

封印されていたのは、戦国時代の武将の怨霊だった!!

これはまずいことになった、とジジイは墓がある地域の寺に助けを求めに行くが、結局寺の坊さんも戦国武将怨霊に肝臓を抜かれて死亡。絶体絶命だったが、シャーマン女の祖母(スタンド)がシャーマン女を助けてくれて一命をとりとめた。結局、なんやかんやで、ハッピーエンドで終わるのであった。

まとめ:俺はあの葬儀屋のメガネがいたお陰で、この映画のホラー度合いが薄まったと思っている。メガネ!いい仕事したな!クッパでも食えよ!

映画の感想 ルーム・フォー・レント(アマゾンプライム視聴)

色ボケ殺人BBA降臨!!

旦那を事故で亡くし(俺はババアが殺したと思ってる)、収入に困ったババアは民泊経営を決意する。

旅行者サラ登場。

ババア民泊の第一被害者は小説家志望のサラと馬鹿彼氏。あきらかにババアの歓待に不満を漏らす彼氏。その後結局金も払わずにサラたちは宿を出てく。その際にサラは手紙を書くわというのであった。孤独なババアにはそれが嬉しかった。

第二の被害者、ボブ登場。

その後、死なずに民泊を続けていたババアは怪しい旅行者のボブを泊める。あきらかにこいつ怪しい、俺はドラッグブッシャー(売人)だと踏んだら、そのとおりだった。ひねりはないのか!?この映画の監督は。

年甲斐もなくボブに欲情したババアはキチガイのように露出しだした。露出狂ババアの誕生だった。はやく殺したほうがいいぞアーノルド・シュワルツェネッガーを呼んでこよう。

ババアの幸せ生活も束の間。サラが再びやってきた!

若いサラがきてしまい、ボブのチンポが勃起、そのままやってしまった。当然、市原悦子みたいに覗いてたババアは嫉妬。翌日、オレンジジュース攻撃をサラにしかける。サラはたまらなくなり、ババアの身辺調査を始める。隣の死にかけババアにそれとなく尋ねてみると、なんか詳しくは忘れたけどババアの情報を開示しだした。サラはそのあと出ていくが、たまらなくなったババアは死にかけババアの家に突撃。死にかけの隙をついて、窒息攻撃をしかける。死にかけババア死亡。

遂にボブも死亡!

ボブにも愛想をつかれつつも病院で処方してもらった睡眠薬攻撃を夕食に仕込む。ボブはまんまと昏倒してしまう。その隙にボブのトランクボックスを開けてしまう。すると前述したコカインが!それをなんと、ペロペロしてしまった!馬鹿かこのババアは!薬物摂取で性欲爆発!ボブが寝てる隙にボブの珍宝子が襲われてしまった!!あ~れ~。

翌日、サラから届いた手紙を開いたボブはババアへの忠告に驚愕!ババアを追い込むが、屈強なボブでさえ、ババアのフライパンアタックであわれ死亡。ボブの所持金とボブバイクを勝手に売却した金を得て、オーストラリアへ逃亡するのであった!!

まとめ:独り身のババアが経営している民泊には絶対に行くな!死ぬぞ!!

映画の感想 ドリームシナリオ(アマゾンプライム視聴)

A24はおもしろ映像とりたくて仕方ないのか?!

なんだか面白い映画だなあと思う作品はA24だな、というケースが最近多いんだけど、今回の作品もA24だと彼女にきいてびっくりしてオナラ出た。

たぶん元ネタは夢に出てくるTHIS manという都市伝説なのでは?

とピンときた。ネットをよく見る人には割と有名だと思うのだが、どうも世界中でこういった現象があるらしい、俺はみたことはない。志村けんに似てると思ったけど。

ていうか、この映画にでてくる主役のニコラス・ケイジのヘアスタイルはどうなんだ?あのクマとかの猫科を思わせるような微妙なボリュームの髪量を残した見てくれは。このオッサンが主人公なのだけど、あるときからどういうわけか、他人の夢に出てくることになる。そしてそれがトリガーとなり、彼の生活はめちゃくちゃになってしまう!

A24の映画って前から思ってたんだけど70年代リスペクトが多いような気がする。

と思った。なんか出てくる女優さん達が(一部男性陣も)なんとなく昔のスタンリー・キューブリックのシャイニングとかみてたらシェリル・デュバルとか、あとは時計じかけのオレンジにでてくる女優ぽいヘアスタイルとかメイクぽいなあ〜とか思ってんだけど、これって冷静に考えれば、エックスとかパールのイメージが強いからなのかなぁ。

ニコラス・ケイジの奥さんとか娘とかも90年代とか00年代ぽくはなくて、どっちかというと70年代風なんだよなあ。これって音楽とかイラストとかに来てる70年代リバイバルが投影されてるのか?

まとめ:なんもしてないのに非難されまくりで、こいつ可哀想だし昔から植毛だと思ってたニコラス・ケイジだけどハゲ似合うから頑張れ!!

映画の感想 関心領域(アマゾンプライム視聴)

無関心を装う社会はもうやめよう。

舞台は第二次世界大戦中のドイツ、悪名高いアウシュビッツ収容所の真隣にたつドイツ軍人幹部の家だ。主人公は収容所の責任者。彼と彼の家族の日常を淡々と映しつつ、時にユダヤ人の怨嗟が通奏低音として鳴り響くような異常な日常を断片的に映しながら映画は進む。

人間の無関心度には限度がある。

映画の内容は上記の感じで進むのだが、映画の最後、転勤したアドルフが再度、家族がいるアウシュビッツに戻れるという流れになる。そして妻に電話をして「パーティしてる同胞をガスで殺すにはこの部屋は天井が高い」などと、パーティの雰囲気とはまったく関係ない残忍なことを考えていたと妻に打ち明ける。

しかし、このアドルフ、階段を下に下に降りているのだが(これはなんとなく地獄に降りていくメタファー(暗喩)に見えた)急に立ち止まって、嘔吐するのだ。カメラは彼に寄って吐くシーンなどを映すわけではないのだが、確かに嘔吐している。これを見たときに、健康診断のシーンが思い浮かび、健康状態からの病気のシーンなのか?と思った、しかし医者が下腹部を押すシーンでも「痛い!」など病気を思わせるシーンは無かった。

これは、ネットの考察をみていて、他者様のブログ記事でみてなるほどと思ったのだが、アドルフは無関心を装っていても、転勤したことにより、アウシュビッツを離れることによって身体で感じていた異常性による身体のと心の拒否反応が蘇ったという考察だった。

これを見たときはなるほどな、と思った。

人間の無関心度には限度があるのだ。いくら無関心を装っていても、心底の冷徹な悪魔には人はなれないのだと思った。

まとめ:戦争は人を変えてしまう。自分を守るために他人を殺すことに大小あれど躊躇なくなってしまう。戦争を起こす人間を選ばないように市民が政治に関心を示すべきだ。

映画の感想 Broken Rage(アマゾンプライム視聴)

TAKESHIS’入ってたよね

ビートたけし名義でキャストされてるから、ギャグだったりスラプスティックなんだろうけど、並行世界的な解釈いれてるよね。

暴力が描かれてた。

相変わらずアウトレイジのような無敵な北野武が映画で描かれてた。映画の中の北野武は無敵だから小突くようなパンチでも敵のチンピラは血反吐を吐いて死んでしまう。

2周目はギャグ、3周目は…?

これ多次元世界なんだろうか、タケシズのようなこれも、北野武の得意とする数学的解釈?3-4×10月みたいに終わりと始めはつながってるかのように、主人公の別の世界の可能性を描いていた気がする。ギャグが滑ってるとか言われてるけど面白かった。たけちゃん好きなんで。

まとめ:アマプラ入ってて、北野映画好きならみても損はない。短いしね。錦鯉のあいつもでてたし。

映画の感想 キリング・オブ・ケネス・チェンバレン(アマゾンプライム視聴)

これは胸糞わるいきもちになった。差別主義反対!

アメリカのニューヨーク州、ホワイトプレインズという地域で実際に起こった事件。

不運な事象がおおく積み重なった出来事だった。

  • 高齢者
  • その高齢者はPTSDをわずらっている
  • たまたまボタンがおされて、警備会社に通信がいってしまった
  • かけつけた警察に頭がおかしい警官がいたこと
  • 黒人がおおく住むアパートでそういう目で見られていた
  • かけつけた親族がいたのに取り合ってくれなかった
  • 話がわかる警官がひとりいたのに、新人のためベテラン警官に無視されていた
  • 高齢者の黒人がすこしでも理解してドアをあけていれば

などなど、あげへつらえば割とキリがないくらいに「こうすれば最悪の事態にならずにすんだ」という項目がでてくる。でもこの統失ぎみな高齢者を一人で住まわせていた親族もダメだったよね。こんな人を一人暮らしさせるもんじゃないわ。

結果、アタオカ警官により射殺されてしまう。

もうラストの展開はめちゃくちゃ。ドタバタ劇のようにたたみかけて、スローモーションぎみに黒人高齢者の部屋に突撃する警察たち。しかも頭に血が上っていたアタオカ警官が勢いで銃を抜いて発射。黒人高齢者は死んでしまった。

まとめ:この世の理不尽ともいうべき悲しい出来事を映画にしたモーガンフリーマンに拍手。この人も結構なお年だし、黒人だし許せなかったんだろうね。

映画の感想 あしたの少女(アマゾンプライム視聴)

ペ・ドゥナが出る必要性???

なんか話題性を出そうとしたのかな?と勘繰っちゃう感じでなぜか、冒頭のダンス教室でペ・ドゥナが出てます。

ていうか、年月のすぎるの早いな、ペ・ドゥナが中年になってたわ。

クラウドアトラスでみて、人気女優さんだなと思った。たぶん一番有名なところだと、球体関節人形なんだろうけど、それは見てない。いやあ、しかし冒頭のダンス教室でペ・ドゥナだ!と思ったら、それっきり。そしたら、なんと主人公死んでから出てきた!刑事役でした。

たぶん、日本と同じかそれ以上のブラック社会なんだろうな。

韓国は、日本と同等かそれ以上に格差社会なのだろう。この主人公の少女も、職業訓練学校みたいなところで、就職斡旋してもらって、コールセンターに研修生みたいな感じで入るのだけど、まあブラック職場。はじめは割とこいつはまともな上司だな、と思った青年もなんと、練炭自殺!!そしたら、その次にきたBBAがくそムカつくやつ。そして、クソ制度でインセンティブがなぜか払われない。そのクソ仕様を訴えて、ついにBBA上司をぶん殴ってしまう。

全部がクソ、先生も教育庁もクソだった。警察上層部もクソ。

まあ、韓国映画の警察は、クソ無能がデフォルトで、それは仕方ないんだけど、ペドゥナの上司もクソ。いちいちペドゥナの捜査に文句をつけて、怒鳴りつける。
親もまあ、クソ。死んでから娘を思って泣いてもおそいよ。天罰だよクソ親ども。

2017年に実際に韓国でおきた事件をもとにこの映画はつくられたらしいけど、こんなブラック体質はこの世から消え去って、生きやすい世の中になってほしい。たとえ第三次世界大戦がおきて、体制を破壊してでも、世の中が変わってほしい。CHANGE THE WORLD!!!

まとめ:トランプ政権になったことだし、世の中が大きく変わってほしい。この映画で死んだ少女の死が報われてほしい。

映画の感想 シビル・ウォー アメリカ最後の日(アマゾンプライム視聴)

強すぎる好奇心は、死神を引き寄せてしまう。

「行けばみんな殺される」。これは古参ジャーナリストのサミーが放った言葉だが、この台詞はもう、1000%的を得ていて、ああ、戦争を一つのイベントとしか思えなかった奴らの末路だな、と思った。

プレスだから、銃を持っていないから、→関係ない。殺される。

この映画では、全員が愚か。そう思った。それは戸愚呂弟の台詞「お前、まさか自分が死なないとでも思っているんじゃないかね?」という言葉が頭をよぎる。
戦禍の中にひとたび身を置くと、それはいつ死んでもおかしくはないのだ。
そこには、ジャーナリストだからなどという高尚な意思などは関係ない。無常に鉛玉を食らえば、もう死ぬ。はっきりいってすぐ死ぬ。冒頭の手榴弾の爆発にまきこまれて、彼らは死んでもおかしくはなかったのだ。

映画中盤過ぎで、アジア人二人とサミーが死ぬ。

もう嫌な予感しかしなかった。あの車同士で行き来したりする行為。こんなことしてるふざけたやつは死ぬなと思った。俺はこの映画をみていて、若いジェシーは死ぬと思った。だけど、最後に死んだのはキルスティン・ダンストだった。経験もなにも関係なかった。しかし、リーはジェシーに自分の色々なものを託してこの世を去った。

まとめ:アメリカ分断という、フィクションとしては、あまりにもありそうな出来事を描いた傑作映画だった。戦争、笑えないわ。

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