映画の感想 ムーンライト

マイノリティだけど幸せ

黒人でゲイで貧困。いうまでもなくマイノリティなんですよ。けど幸せだったのは、やはり出会いという唯一この世界の運営側がどうにかできる能力。ファンというヤクザに出会い、そして優しいヤクザだったので彼は逃げる場所があった。あの少年期にファンと出会っていなかったら彼は普通のチンピラになってドンパチで亡くなってるルートかもしれない。それと友人のケビン。人生という荒波における航海中に奇跡ともよべる出会いを得られるかどうかで人の一生は決まってしまう。

なぜ人と人は出会うのか

小学生の時、春のクラス替えにドキドキした。不安は苦手なやつと同じだったら嫌だなあとかそういう事だ。

なぜ人と人は出会うのだろうか。自分が苦手な人間とどうして出会ってしまうのか。私にかぎって言えばそれは、質量が大きい天体には強い引力があるからだろうと思う。質量が大きいとは見た目の身体的な大きさもあれば、精神の大きさもある。もしくは、気質や業といった先祖の行った善もしくは悪の因果に他者は引き寄せられるのだろう。その強さがつよければ強いほど、出会いを引き寄せてしまうのだ。

映画の感想 世界最速のインディアン/(原題)The World’s Fastest Indian

泣いてしまう

ホプキンスが圧倒的なスピードで突き進む姿をみて涙してしまった。私は他にもキャプテンマーベルが悪の軍団に突っ込んで蹴散らしまくる圧倒的な突進力を目にしたとき泣いてしまった。ああいうの見ると泣きのスイッチが入ってしまうのだった。あとモテ過ぎ。ババアとセックスしまくってるし若いお姉ちゃんと仲良くなってるしオカマちゃんにもモテてた。

映画の感想 ハート・ロッカー

いるよねどこにでもいるこういう人

普遍的だと思う。他の人からみても「え、またあの現場いくの?大変だったのに」そういう人はもう、いますよ。家に帰って、子どもと奥さんに囲まれて幸せな家庭に不満があるのよ。だから彼も自分が生き生きと出来る戦場にもどった。軍医が爆発するシーンが面白かった。

映画の感想 モクソリ

イケメンだけ生還。ホラー映画はこれで良い。

メンツは高校生のグループ。主人公・イケメン・マドンナ・ユーチューバー・デカブツ・メガネ。主人公は友達と約束していたが、受験の事があり約束を守れなかった。この気取った主人公の女が映画をみていてわかるんだがむかつく。なんともいえない優柔不断さを醸し出している。廃墟遊園地が舞台なのだが、そこは風水的に鬼門らしく、オバケのたまり場だという。シャーマンが出てくるのだが、忠告だけする存在。そうこうしているうちに、主要メンツは一人ずつ悪霊に殺されていく。結局イケメンだけが生還、主人公は幽霊のお友達を残していくことが出来なかった。なぜなら主人公が優柔不断だったから。ホラー映画的には登場人物が全滅することは、悪いことではない。なぜならホラー映画の不文律的にはホラーなカタルシスを視聴者が得られればそれでいい。悪霊が出てきてバカなガキが死ぬというホラー体験を見ている人間が感じ取れればそれでOKという事。

映画の感想 地獄の花園

スタイリッシュアクションには程遠いけど永野芽郁

永野芽郁のパンチにだれかもっと苦言呈してほしかった。あの脇の甘いフックとかもっと殺陣にうるさくしてほしい。見た目がギャグで殺陣がお金かけたらもっと楽しかった。ラスボスの小池栄子を倒したらお約束の流れで広瀬アリスが真・広瀬アリスになってもどって来る流れは良かった。もっとアクション好きを満足してくれたらよかった。おしい。

映画の感想 空白

重い映画だけどハッピーエンド

漁師の古田新太の娘が事故死する。松坂桃李店長が追いかけなければ娘は死ななくて済んだはず。ああいう時は絶対、追いかけてはダメだね。警察もそう。絶対惨事を呼ぶ。あとこの映画で浮き立ったのが、マスメディアのクズさ。マスメディアとかテレビは人々を不幸にする悪の根源だということがこの映画をみていて目立つ。漁師・店長・ボランティアの主要メンツが娘の死を通して人間的に変われた事が救い。

映画の感想 クワイエット・プレイス 破られた沈黙

ママン

イン・ア・サイレントウェイ

続編。前作は映画館でみた。ラストで親父が宇宙昆虫にやられた。娘は親父の意思をついでいる。長男は甘やかされたのか天然なのかドジ。赤ん坊in木箱。そんなこんなで生活してたら知り合いのおっさんと合流してなんやかんややってたら意志の強い娘が船を発見して楽園のアイランドをみつけるが、アイランドにも昆虫がやってくる。ラストは補聴器アタックで昆虫はあうあうあーになり人類の暴力アタックで死ぬのであった。95点。

映画の感想 500ページの夢の束/(原題)PLEASE STAND BY

主演のダコタ・ファニングと任豚犬

自閉症の主人公のロードムービー

ウェンディは自閉症ゆえ姉と離れて施設で生活している。母親は他界していない。ウェンディはスタートレックのファン。スタートレックの脚本コンテストに作品を応募するためにロスのパラマウント本社に行こうとする。しかし自閉症ゆえに、かずかずの障害が立ちはだかる。

仏教の人間道

仏教では六道という考え方がある。畜生道とは犬や猫の住む世界。我々の人間道とは辛いこと悲しいこと苦しいこともあるけれど、良いことや楽しいことも少しあるという世界。なぜ人は生きていかなければいけないのか。どうして人は生まれて苦しい思いをしなければいけないのか。

ジョジョの奇妙な冒険 スティールボールランの聖なる遺体

ジョジョでは聖なる遺体をはっきりとは書かなかった。しかしそれで良いと思う。なぜなら我々人間の人生もそうであるように、なにか結末に得るものもしくは得られないもの(結果)はハッキリ言ってしまえば大したものではないのだ。経過が大事。プロセスが重要。資格試験で得られる資格も勿論大事だけれどその過程で学んで出来る事が大事なのだ。聖なる遺体はなんだっていい。重要なのはその旅のなかであった出来事、出会った人々との関係。それが重要なのだ。

ドラゴンボール 敵を倒せば物事が終わる…ことは無い

昔は悪い敵を倒せばハッピーエンド。そういう映画とかみてきたけど40年も生きてきたらそうでもない心境にもなる。敵をたおしても終わらない。二元論ではいつまでも幸せになれない。うお座の時代は終わる。集めると願いが叶うドラゴンボールは鳥山明先生が描いた少年たちに対する夢物語。

ウェンディは聖なる遺体を得られなかったけど、旅の途中で大切なものを得られたはず。彼女はきっと幸せになるでしょう。

※この映画はスタートレックをまったく知らなくても楽しめます。私も知りませんでした。

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