主人公の女にイラつくのは正常。なぜならそういうふうに脚本ってるから。
アマゾンプライムでみました。
インターステラーの宇宙繋がりでみたくなりダウンロード。
ライアン・ストーン博士がサンドラ・ブロック、軽口をたたくマットにジョージ・クルーニー。
タイトルでググったらサジェストに主人公にイラつくなどとように出てきた。やはり。
なぜか?それは大の大人たちが(制作陣)がんくびならべて、この女性博士のキャラクターを肉付けして、それを女優が考えて「そういう風に」演じているから。
この映画は視聴者を全力で煽って来る。
まあそこらへんが、パニック映画のハラハラドキドキにつながってくるのかも。
だから監督その他製作スタッフの思うとおりに俺はなったということ。
宇宙でのミッション中にアクシデントが発生、男性スタッフがデブリの事故で死亡、その他宇宙船のクルーたちも死亡、マットもライアンを生存させるために犠牲になる。
周りの幸運を吸い取るタイプの主人公。このタイプはやばい。
主人公だけが生存する。中国の衛星だか宇宙船だかに到着して、「神様の言う通り」遊びでボタンを選択するが、それらは失敗することなく無事に地球に降り立てることで映画は終わる。
生還者は主人公だけ、主人公は頭はいいが、おっちょこちょいで回りはほっておけないタイプ。フィクションでも、ひょっとしたらリアルでもこういうタイプの人間は存在する。
まわりが犠牲になる=周囲の人物の運を踏み台に生存するタイプなのかもしれない。
ひょっとしたら、娘も主人公の運命の養分になっただけなのかも。
まとめ
サンドラブロックがさらに嫌いになった。けど地球に降り立った時のBGMはよかった。
はっきり言って、こんな映画みたら宇宙怖くて宇宙船の搭乗員になりたいと思わない。
だいたいなんだよあの邪魔くさいパラシュート。あんなん初めに切っておけよバカ。
すまん。そこまで言う事ないな、良いエンディングかも。
思ったんだけど、そんなにサンドラブロック嫌いじゃないわ。
そんでもって、この映画も地球に降り立ったあたりとかのBGMも好きだし
荒唐無稽な物語だけど、お前助かってよかったな、て思うわ。
ちょっと考察なんだけど、ライアン・ストーンが生き残ったのは、
神の思し召し的なやつだと思うんだよね。
この人、祈ったことはないって劇中で行ってたよね。
要するにこんなセリフを吐かせるってことは、彼女はバキバキの科学信奉者なのだよ。
けれど「神様の言う通り」なんてほざきながら、適当にまるで科学者らしからぬように
中国語のボタンを押してた。ようは、偶然性というものも頭に入れて行動するようになった。
(脱線するけど、このまえ映画の感想を書いた「エックス」というホラー映画は主人公のポルノ女優は父親が牧師か宣教師なので神のご加護を得ていた。だから映画のラストで偶然が重なって生き残った。あそこで、ババアが腰を落としてショットガンを放っていたら主人公は死んでいた。)
偶然は【運】の領域なんだよ。つまりそれは言い換えると【神の領域】。今はまだ、人類の科学とかで説明できない事象がこの宇宙にはごまんとある。それらはざっくりと【神の領域】として扱うしかないのだ。
たとえば【縁】について理路整然と説明できる時代が来るかもしれない。
イエスキリストや釈迦が神を感じたのなんて、人間の極限状態からくる妄想だと思うんだ。
だって昔は雷とかの自然現象も説明できなった、けれど今では気象現象として説明できる。
おそらく、それらの現代でもはっきりとわかっていない超自然現象をひもとくとっかかりの
最大のヒントは重力にあると思う。重力はめちゃくちゃ弱い力だけど、おそらく人間の愛や祈りや呪いなどの観念も重力で伝播できる力があるんだと俺は思っている。
重力を扱っている作品に引き付けられるのも運命だと思う…
「ジョジョの奇妙な冒険」「リング、らせん、ループ」「インターステラー」…物事は円、回転したならば……(地球の自転、宇宙の回転、回転によって力が生まれている。回転は希望だ。)