映画の感想 スマイル2(WOWOW視聴)

公開日 2025年9月29日 最終更新日 2025年9月29日

なんか不思議な映画だよね。考察しがいありそう。

前作も視聴していたはずなのに、私も妻もまったく内容を覚えていなかった。そんな映画。

だけど、まあ、お話としては怪異が発生して、その怪異に取り殺されてしまう主人公の悲劇を描いたホラー作品と言っていいでしょう。

主人公は交通事故による精神的と肉体的なトラウマに侵されているカリスマシンガー。

なんだけど、ドラッグの常用により、精神的にも参っているようなぐあい。なので、映画は終始、病気による幻覚なのか、怪異による幻覚なのかと見ている人間は翻弄されることになる。

なぜ、スマイルなのか。

ここがこの映画の肝なんだろうけど、ようするに映画:リングのような、呪いであり、同じく映画:イット・フォローズのように、じわじわと死がとりつかれたものに近づいてくる恐怖を描いている。しかし、映画の中盤で、同じくこの現象によって兄弟を失った男と連絡をとり、対処法が判明することになる。しかし、、、というのがクライマックスに描かれている。

そして、なぜ笑顔になって死ぬのかなのだが、やはり笑顔というのは動物の中では敵意を表していると言われていて、必ずしもポジティブとは限らない表情だからなのか?たとえばニホンザルに向かって歯をみせて笑ってはいけないなど、それは威嚇の表情にもなるらしい。恐怖に対しての絶叫などの表情はホラー映画につきものだが、あえて、そこを笑顔にすることによって、不気味さが視ている人間に伝播するのだろう。もはや、体内からでてくる肉の化け物は悪魔だろうが、なんだろうが良いのだ。ホラー映画にとって重要なのは、何が不気味で何が怖さとして、視聴しているものに提供できるのが、重要なのだからだ。

まとめ:どこまでが幻覚かわからないけど、あのERの男も幻覚だったのかも。それか熱心なファンで、シンガーを冷凍人形にして自分のものにしたかっただけなのかも。

映画の感想 マキシーン(アマゾンプライム視聴)

公開日 2025年9月23日 最終更新日 2025年9月23日

ミア・ゴスのプロモーション映画っぽく、あっさり感で終わった!

前作、前々作がホラー映画と、その他のインパクトとしてこの作品の良さがあったのだけれど、本作はタイトルで記した通りに、言っちゃあ悪いけど、薄味な感じで映画は終わった。

思ったとおりのラスボスだった。

主人公がグレた女の子とか、不良の少女だとだいたい父親がでてくる展開なんだけれど、今作もラスボスは親父だった。ポルノを追放しようとして、悪魔崇拝に傾倒してしまった人間と変化していた。

この三部作、パールが一番良かったかな。

なんといっても、あのニッコニコの笑顔で奇妙なダンスを踊るシーンと、戦地から帰国した、旦那が爆破するシーンが面白かった。うーん、それらから見たら本作はインパクトに欠けるかなあと感じました。

まとめ:総合すると、斜陽産業だったポルノ映画界からスターになったマキシーンを描くいい映画だったのかもしれない。

映画の感想 黒い家(WOWOW視聴)

公開日 2025年9月7日 最終更新日 2025年9月7日

心の無い人間=爬虫類人間なのか?

言わずとしれた邦画サイコホラー最高傑作だと思う映画のレビュー。昔から何度もみているから、このブログで検索して今回みた感想を付け足そうとしたのだけど、なかった。ですので、はじめてのレビューです。

実は最近、アマゾン・キンドルで小説を買って読み始めたのだけれど、映画と違ってテンポよくよめない、というかそれは俺の資質の問題であって、原作小説が劣っているわけではない。

大竹しのぶだからできた映画だといってもいい。

大竹しのぶが吠える?叫ぶようなシーンがあるのだけれど、レム睡眠で体は寝ているのに頭は起きているという時に、金縛りにあう経験が昔あったのだけれど、その時に自分で叫んで夢から覚めようとしているけど、起きられないor起きることができる。という体験がある。その時に、体の芯から叫んで、そのあと身震いするような感じになる。そんなときのおっかない叫びがこの映画の大竹しのぶの叫びに似ている。

西村雅彦も良い。ロボットというか、無機質な人間を演じている。

だけど、主人公の俳優さんには脱帽した。このくらい見ていてイライラする演技ができるってことは、やっぱりデキる人なんだろうなあ。と思った。しぶきたてすぎ。

まとめ:もうこんなサイコホラー、邦画では出てこないんだろうな。と思った。

映画の感想 オッペンハイマー(アマゾンプライム視聴)

公開日 2025年9月7日 最終更新日 2025年9月7日

天才化学者を題材にした映画で天才映画監督が撮ったから凡人には???かも。

まあ、わかりやすいか分かりづらいかって言うたら、分かりづらいかもね。ていうのも、時系列が入ったり来たりするし、あとで他所様の考察サイトでみてわかったけど、オッペンハイマー側とあのハゲジジイ側の裁判を行ったり来たりしていたらしい。

カラーがオッペンハイマーでモノクロがジジイ。このジジイを演じているのはなんと、ロバート・ダウニー・Jrだったとは。てな感じで、原爆を造った一人の人間のあれやこれやを、ダークナイトとかテネットを撮影した、クリストファー・ノーラン氏が撮っていたというので、これは面白くないわけない。確かに面白かった。なので見てない人はぜひ見てみよう。

まとめ:天才だから、直感力が半端なかったんだろうな。いろいろみたくないものも見えてたんだろう。そうとう辛かったんだろうということがわかった。天才の苦悩ってやつなのかも。

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