公開日 2024年12月22日 最終更新日 2024年12月22日
10万円と引き換えに命さしだせるか??
という見出しだったけど、まあこれ問題作。はっきりいって傑作です。
フィクションなんだけど、現在から未来の日本の状態を写している。そりゃあ、超高齢化社会にすでになっているし、人口削減をテーマとした映画や漫画がでてくるのは自然の流れだと思った。
やっぱり人は感情の動物。死においやるような行為にはストッパーかかるのね。
映画の中に、主人公から先生と呼ばれる若い女性がでてきて、彼女は初め、淡々と主人公にプラン75の説明をする。けれど、主人公と交流をもったことにより、あきらかに感情が動く。
休憩室で上司の女性が、新入社員に業務内容を説明していると、俺はここで叫ぶんじゃないかと思うくらいの表情を先生がする。そのくらい、彼女は静かな顔で心で叫んでいたのだ。
結果、主人公は死なないという選択をする。
まあ、死んだら終わりだからね。死の先は、誰にもわからない。どんな賢者にもわからない。だったら、生きてもがくのも手。という主人公を照らす太陽が映って映画は終わった。